福岡県久留米市の一般内科/腎臓内科。慢性腎臓病、在宅透析(腹膜透析)、糖尿病、高血圧。
メリット
デメリット
透析の装置として、自分の体の腹膜を使う方法です。腹膜は胃や腸などの臓器を覆っている薄い膜です。表面積は体表面積ほどあり、毛細血管が表面に網の目のように分布しています。この膜を透析膜として使用します。 おなかの中に管(カテーテル)を通して透析液を入れておくと、血液中の老廃物や不要な尿毒素、電解質などが透析液の中に移動します(拡散)。 また、透析液と血液の浸透圧の差(透析液は糖などの浸透圧物質のため、浸透圧が血液より高くなります)で体の余分な水分を除去します(浸透)。
方法は、CAPD(持続携帯式腹膜透析)と夜に機械(自動腹膜透析装置)を使って自動的に腹膜透析を行うAPDがあり、腹膜透析の方法に関しては、患者さんそれぞれの生活スタイルに合わせて治療スケジュールを組んでいきます。
CAPDの透析液のバック交換は6~8時間ごと、1日4回程度(朝、昼、夕方、寝る前)行います。交換の時にバックとカテーテルをつなげます。まず、おなかの中に入っていた透析液をカテーテルから空の袋に排出します。その後、新しい透析液の入ったバックからカテーテルを通して透析液1.5~2Lをおなかの中に入れます。バック交換には30分くらいかかります。それ以外の時間はカテーテルを腹帯などにしまって、普通に生活を送ります。
1日1回、夜寝ている間に機械(自動腹膜透析装置)を使って自動的に腹膜透析を行います。